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【車のエアコンが効かない・冷えない・ぬるい】まずはチェック!原因と対策、修理方法についてプロが解説

2020.8.31

横浜市戸塚区の車の専門店アイピーエムです!

車のエアコンが効かない!冷えない!ぬるい!そんなことはありませんか??
カーエアコン不調の原因と、修理代金の一例などをご紹介いたします!

車のエアコンが効かない!冷えない!ぬるい! そんなことはありませんか?

ゴールデンウィークが終わると、ジメジメした梅雨の季節がやってきます。さらに梅雨が終われば、外気温35度を超える真夏日・酷暑日が続く季節となります。残暑が続くと、実質10月手前までは、湿気や暑さと戦っていくことになりますね。

そんな季節にカーエアコンが壊れていると、熱中症など危険が大変心配です。
カーエアコンが効いている、涼しい快適な車内で運転されてますか?

毎年5月末から9月末にかけて、お車のトラブルでご相談、修理のご用命が多いのが、カーエアコン関連です。

  • 去年よりカーエアコンの効きが悪い
  • カーエアコンは聞いているけれど、風がぬるい
  • 全くカーエアコンが効かない

など、様々なご相談が舞い込みます。

さらに梅雨時期に入ると、エアコンが効かないと雨の日はフロントガラスが曇って、車内が大変な環境になります。

外気温度35度の状況下だと、車内温度は55度から70度に達することもあります。

外気温度35度の状況下だと、車内温度は55度から70度に達することもあります。

お子様やご高齢社者の方を乗せるお車は、特にカーエアコンに関して、注意を払う必要があります。

カーエアコンは「エアコンガス」を循環させて空気を冷やす

車に本格的な空調が装備されだした当初、冷風を作り出すシステムは「カークーラー」が主流でした。

冷風を作り出すシステム「カークーラー」

カークーラーは、アメリカにおいて1930年代から人気を博していたようです。ちなみに国産車では1957年に、初代トヨペットクラウンにカークーラーが初搭載されていました。

国産車で1957年にカークーラーが搭載された初代トヨペットクラウン

この「カークーラー」は冷房専用機で、冷風しか吹き出すことができませんでした。これに対し、現在主流の「カーエアコン」は、冷・暖房を総合的に制御する「空気調和システム」として機能しています。

ところが、冷風を作り出している基本原理、そしてシステム構成は今も昔もほとんど同じなのです。

まず、基本原理ですが、アルコールで湿らせた脱脂綿で腕を拭いた直後に「スゥー」と冷たく感じる現象があります。このように液体が気体に変化するときに、周囲から必要な熱を奪う現象を「気化熱(または蒸発熱)」と言います。
そして、熱を奪う物質(媒体)を「冷媒」と呼んでいます。

「カークーラー」や「カーエアコン」の冷房機能は、基本的にこの原理を応用したものです。

ですが、「気化熱」を連続的に生じさせるために、蒸発した液体を大気中に放出し続けたら、「冷媒」を無駄に消費するだけで、効率も悪いし環境にも良くないのです。

そこで、密閉された冷却回路内で、一度気体になった「冷媒」を再度、液体に戻すことで再利用しています。つまり、液体から気体、気体から液体という変化を繰返しつつ循環させているのです。

冷却回路内(クーラー機構)に「冷媒」として、「エアコンガス」が封入されています。代表的なものがフロンガスです。

エアコンガスを循環させるカーエアコンの冷却回路の構造

カーエアコンの冷却回路は、下記のものから構成されています。

エアコン・コンプレッサー

エアコン・コンプレッサー

コンデンサー

コンデンサー:細かな冷却フィンが設けられたラジエター状の熱交換器

細かな冷却フィンが設けられたラジエター状の熱交換器

レシーバー&ドライヤー

レシーバー&ドライヤー

エキスパンションバルブ

エキスパンションバルブ

エバポレーター

エバポレーター:ラジエター状の熱交換器

ラジエター状の熱交換器

これらのパーツは、それぞれ金属パイプや高圧対応のゴムホースでつながれており、一定量の「エアコンガス」が充填されています。

フロンガスを循環させるカーエアコンの冷却回路の構造

冷風が作られるサイクルは以下の通りです

  1. 気体状の「エアコンガス」が「コンプレッサー」で圧縮され、高温・高圧の状態(約70度:15kg/c㎡G)になる。
  2. コンプレッサーから吐き出された冷媒の「エアコンガス」が、車正面の走行風にさらされる部位に取り付けられた「コンデンサー」に入り、フィンを通過する空気によって冷やされ、「液化(約50度)」する。
  3. 液化した「エアコンガス」は「レシーバー&ドライヤー」に入って水分やゴミを取り除かれる。その後、「エキスパンションバルブ」で急激に膨張させられることで、低温・低圧の霧状へと変化する。
  4. 霧状の「エアコンガス」が、車内に設置されたエアコンユニット内に組み込まれている「エバポレーター」に送られ、フィンを通して周囲の空気から熱を奪う。これによって周囲の空気が冷気へと変化。この冷気へと変化した空気を、「ブロワファン」で車内に吹き出させて涼しくする。
  5. 「エアコンガス」は熱を奪って温まるため、ガス状に戻る。
  6. ガス状に戻った「エアコンガス」が、再び「コンプレッサー」に吸入される。

これで1サイクルが終了し、以後同じことを繰り返しつつ循環しています。

カーエアコンが効かない原因と対策方法

エアコンガスの不足や漏れにはガスの充填を

カーエアコンが冷える為に必要である冷媒「エアコンガス」が不足していたり、漏れたりしていると、冷えない原因になります。

またガスを補充しても、どこからか漏れてしまっていると、すぐに冷えなくなってしまいます。不具合が無くても、微量ではありますがエアコンガスは抜けていきます。

費用を抑えたいという事でしたら、まずはガスの充填が一番安くすみます。

コンプレッサーの不具合の場合は修理や交換を

コンプレッサーは、エンジンに取り付けられた、直径20cmほどの丸い筒状のもので、ファンベルトで駆動する機械です。エアコンガスを圧縮する役割を持っています。ガスが不足していると、コンプレッサーは動きません。

ですが、エアコンガスが充分にあるのに、コンプレッサーが動かない場合があります。これはコンプレッサーの故障が原因ですので、、修理や交換が必要になります。

カーエアコンを作動させ、カチッという音の後、コンプレッサーが動いているか確認できます。

コンプレッサーの修理は5万円~と、高額になります。

アイピーエムでは、適合があればリビルト部品のご用意もできます。お気軽にご相談ください。

エアコンガスの不足、漏れ、コンプレッサー不良以外の原因

  • エキスパンションバルブのつまり
  • エアコンガスの過充填
  • 電気回路の不具合や、エアコンコントロールパネル、スイッチの不良
  • エアコンフィルター汚れによるつまり

などが考えられます。

業者に依頼し、カーエアコンが効かない原因を探してもらうのが、一番早く問題を解決できます。

カーエアコン修理は専門修理のアイピーエムにお任せください!

エアコンガスの充填だけでも、もちろん冷えは良くなりますが、デジタルで正確な量を充填されるのが一番効きが良いです!

BOSCHサービス店のアイピーエムが使うACS751でしたら

  1. エアコンガス回収
  2. 回収したガス量の確認
  3. エアコンシステム真空引き
  4. エアコンシステム真空テスト
  5. エアコンガスクリーニング
  6. 高精度でのエアコンガス充填(+-10g)
  7. 任意量のコンプレッサーオイル充填
  8. 任意量のUV蛍光剤(漏れ検知剤)充填
  9. 作業レポート印刷

上記の作業がオールインワンで出来ちゃいます!
予防整備の意味も込めて、この機会に是非施工をおススメします!

作業は約1時間ほどで完了しますので、お気軽にご用命くださいね!

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