【ハイブリッドバッテリー交換】NHW20プリウスリビルトハイブリッドバッテリー交換について

横浜市戸塚のアイピーエムより施工事例のご紹介です。

今回はトヨタ　NHW20プリウスのハイブリットバッテリー交換のご紹介です！
※30プリウス、40プリウス、アクアなどの他車種のハイブリッドバッテリー交換も承っております。

15年以上前の車にはなりますがまだまだ大切に乗られている方、

これからも乗り続けたいと思われている方も多いかと思われます。

今回のお客様は突然メーター内に警告灯が点灯してしまい緊急入庫となりました。

その前にプリウスのバッテリーについて少しご紹介致します。

プリウスのバッテリー交換時期はいつ??

プリウスには2つのバッテリーが搭載されており、それぞれ役割も交換時期も異なります。

1つは駆動用のメインバッテリーで、もう1つは補機用のバッテリーです。

補機用バッテリーとは

プリウスの補機バッテリーは、ガソリン車のバッテリーと同じく、ヘッドライトやカーナビなどの電装品を動かす役割があります。一般的なバッテリーと同じくDC12Vの鉛蓄電池で、寿命は4～5年とやや長めです。

そしてもう1つ、補機バッテリーにはハイブリッドシステムを起動させるという重要な役割があります。そのため、補機バッテリーが上がってしまうと、駆動用バッテリーが充電されていてもプリウスは動きません。

運転中は、駆動用バッテリーから補機バッテリーへと充電され、駆動用バッテリーが切れそうになったら、ガソリンエンジンが作動して発電します。ガス欠にならない限り、運転中にバッテリーが上がることはありません。

バッテリー上がりをするのは、駐車時に半ドアで室内灯が点けっ放しになったり、ACCの状態でカーナビなどの電装品を使い続けたりした場合です。そこはガソリン車と変わりません。

駆動用バッテリーとは

プリウスの駆動用バッテリーは車を走らせるためのもので、一般的な鉛蓄電池ではなく、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池を採用しています。どちらも高電圧で大容量でありながら、小型化できるのがメリットです。一般的なバッテリーはDC12Vですが、プリウスの駆動用バッテリーはDC207V(4代目)にもなります。

コンピューターで制御されていることもあり、プリウスの駆動用バッテリーは長寿命です。メーカー保証期間中の場合は5年間、走行距離10万kmまでに寿命を迎えた場合は、無償で交換していますが年数の経っている交換のお車は適用外となります。

寿命は個体差があるので10万キロ～15万キロで交換時期が来るものもあればそれより早い場合もございます。

中古車でご購入の場合ですと通常のバッテリーのように交換済みの物はなかなか少ないかと思われます。

交換時期になると・・・

エンジンの症状

駆動用バッテリーの交換時期が近づくと、充電や放電がうまくいかなくなり、燃費が悪くなる可能性があります。けれども、実際は明らかな症状が出る前にハイブリッドシステムが寿命を察知して、点検するようメッセージで促します。そのまま走り続けるとハイブリッドシステムが立ち上がらなくなるので、早めに交換したほうが良いです。

一方、補機バッテリーの交換時期が近づくと、「充電不足」というメッセージが表示されるようになります。ただし、それより早く「READY」というインジケーターが点灯しなかったり、ハイブリッドシステムが立ち上がらなかったりする不具合が出ます。救援や充電で回復しても、すぐにバッテリーが上がる場合は、同じく交換したほうが良いです。